2025年05月08日
4月に入り、「伝染性紅斑(リンゴ病)」の報告数が、過去10年間の最高値まで増加しています。
【主な症状】
約10~20日の潜伏期間のあと、微熱や風邪の症状が見られ、その後両頬に蝶の羽のような発疹が見られます。続いて身体や手・足に網目状やレース状の発疹が広がります。
【患者の年齢分布】
5~9歳での発生が最も多く、次に0~4歳が多いとされています。
【妊娠中または妊娠の可能性がある方へ】
これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合には、医療機関に相談しましょう。また感染しても症状がない場合(不顕性感染)もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合には、妊婦健診の際に、医師に伝えるようにしましょう。
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